貸付制度の種類ってどんなものがあるの?

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お金を借りたりローンを組むと金利を取られるし、ついつい借り過ぎになってしまうのも怖いので出来れば借金はしたくありません。

 

しかし毎日、毎月の生活の中で、予定外の出費が出来たり、どうしても必要なものを買い求める時は、現金が用意出来なければ、お金を借りるかローンを組むかです。

ローンには住宅ローン、教育ローン、マイカーローンなどのように使い道が制限されている目的別ローンと使い道が自由なフリーローンとあり、普通はフリ―ローンの方が金利は高いようです。

 

カードローンは貸付限度内であれば、現金自動支払機(CD)、現金自動預入引き出し機(ATM)を利用して手軽に借りることが出来ますが、金利の負担が大きくなりがちです。

 

ローンを組んだり、カードローンでお金を借りる前に金利が比較的低い貸し付け制度が利用できるものがないか検討するのも良いかもしれません。

 

貸付制度の種類

 ・総合口座の自動融資

銀行などの総合口座は定期預金を担保に合計預金金額の90%、最高200万円まで借りることが可能です。

 

また国債、地方債などの公共債を担保に額面金額80%、最高200万円まで借りることが可能です。

 

定期預金を担保にした場合の貸付利率は、預金利率+0.5%です。

公共債の金利は各金融機関により様々です。

融資期間は担保になっている定期預金の満期までで、返済は総合口座の普通預金に随時入金することで出来ます。

 

・貯金担保自動貸付

ゆうちょ銀行は総合口座と貯金担保自動貸付けを組み合わせた自動貸付制度があります。
定額貯金・定期貯金等残高の90%、最高300万円まで借りることが可能です。

 

定額貯金を担保にした場合の貸付利率は、貯金利率+0.25%
定期貯金を担保にした場合の貸付利率は、貯金利率+0.5%

 

返済期間は2年間、但し2年以内に満期を迎える貯金が担保の場合は満期まで

貸付期間を過ぎても返済されない場合は担保の貯金から自動的に返済されます。

 

利付国債・個人向け国債を担保に借りることも可能です。

額面の80%までで上限が200万円です。

貸付期間は貸付の日から1年間です。

貸付利率は貸付時における預入期間1年の定期貯金の約定利率+1.70%です。

 

・保険の契約者貸付制度

保険を担保に貸し付ける保険の契約者貸付制度は、生命保険の終身保険・養老保険・年金保険など解約返戻金ある保険加入者に、解約返戻金の一定範囲内で融資してくれる制度があります。

 

 

・年金担保貸付制度

独立行政法人福祉医療機構が、国民年金、厚生年金保険、船員保険の年金受給者を対象に、年金を担保に貸し付ける制度。

融資額の上限は年金支給額の1.0倍以内で最低10万円から最高250万円まで。

 

返済方法は、年金から一定額を返済に充当する定期決済で、返済額を差し引いた年金を受け取ることになります。

貸付利率は変更される事があります。